矛盾？似非？

たとえ話になるのですが、一人でご飯を食べるのが好きな私が、ラーメン屋に入ってラーメンを食べていると、友達連れで来た他の客が頼んだ同じラーメンには友達特典と称して味玉が無料トッピングされていることに気づいたとします。

この時、すごく不公平で悲しい気持ちになり、お店側にも怒りを覚えると思います。

たしかに、この気持は他人との比較をきっかけに生じたものですが、最初からそういうサービスのお店だと覚悟してれば、特段、悲しい気持ちにはならなかっただろうと思います。

つまり、一人でご飯を食べるのが好きで『気楽だからいいや』と一人でご飯を食べることを決めた時に、『周りが友達連れで楽しそうに食事をしている中、自分だけが孤独に食事をすることになるだろう』ことは十分予測できて、そのことについては事前に覚悟もできています。

しかし、『味玉無料まであるのか！？』と事前に自分が覚悟していた以上の不公平が起こると悲しかったり、怒りを覚えたりするのです。
つまりは覚悟が甘かったのです。自分が予想した以上の不条理が起こることを想定していなかったのです。

このことから、『本物のソロ専』とは自らがソロ専であることで被るであろうありとあらゆる想定内、想定外の不利益・不条理を覚悟した上で、それらを懐深く受け止め、何者にも惑わされることなく、自らの歩みを続ける気高い孤高の人を言うのです。決してコミュ障ではないのです。決して。